長引く暑さの日に。胃腸と夜の過ごし方を整える残暑養生
9月中旬になっても、日中はまだ暑く、冷たい飲み物や麺類が欲しくなる日が続きますよね。
一方で、冷房のある暮らしや寝苦しい夜も続きやすく、なんとなく胃が重い、食欲が安定しない、朝から体が重く感じるという方もいるのではないでしょうか。暑さが続く時期は、外の暑さと室内の冷え、冷たい飲食、夜の休まりにくさなどが少しずつ重なりやすいものです。
そんなときこそ、無理に何かをがんばるより、毎日の食べ方や夜の過ごし方を少し整えることが大切です。今回は、長引く暑さの日に意識したい、胃腸と夜の過ごし方を整える残暑養生をご紹介します。
冷たいものが続くと、胃腸が重く感じることも

暑い日が続くと、冷たい飲み物や麺類、アイスなどが増えやすくなりますよね。
食欲が落ち気味の日には、さっと食べられるものが便利に感じることもあるでしょう。
もちろん、冷たいもの自体が悪いわけではありません。
ただ、そうしたものが続くと、「なんとなく胃が重い」「食欲が安定しない」「食べた後にダルく感じる」といった感覚につながることもあります。
9月中旬は、まだ暑さが続く一方で、夏の間の疲れも積み重なっているころです。
だからこそ、食事を厳しく変えるよりも、まずは胃腸に負担をかけにくい選び方を意識してみましょう。
食事は“減らす”より、やさしく足す

また、胃腸が重いと感じるときほど、「今日は抜こう」「冷たいものを全部やめよう」と極端に考えたくなることがあるかもしれません。
けれど、残暑の時期は、無理に減らすよりも、やさしく足すことを意識する方が続けやすくなります。
たとえば、そうめんや冷たいうどんを食べる日は、卵や豆腐、鶏肉、薬味を添えてみる。
朝なら、温かい味噌汁やスープを一品足してみたり、食欲がない日は無理せず、食べやすくて体がほっとするものを選ぶ、など…。
「冷たいものを楽しみながら、温かいものやたんぱく質を少し足す」。その小さな工夫が、胃腸をいたわる食べ方につながります。
夜遅い食事や、寝る前の冷たい飲み物は少し控えめに

暑い日は、夜になってから冷たいものが欲しくなることがありますよね。
仕事や家事のあとにほっと一息つきたくて、遅い時間に飲んだり食べたりする日もあるかもしれません。
ただ、夜遅い食事や、寝る前の冷たい飲み物が続くと、翌朝に胃の重さを感じることもあります。
そんな日は、無理に我慢するのではなく、量やタイミングを少し見直してみるのがおすすめです。
・夕食が遅くなる日は、食べすぎないようにする。
・冷たい飲み物を飲むときは、一気に飲みすぎない。
・夜の終わりには、温かい飲み物を少し取り入れてみる。
それだけでも、体を休む方向へ向けるきっかけになります。
汗をかいた夜は、肌と体をさっぱり整える

9月中旬になっても、日中は汗ばむ日が続きます。
外出や家事、通勤などで汗をかいた日は、夜のうちに肌と体をさっぱり整えておくことも、残暑のセルフケアのひとつです。
汗や皮脂が気になると、つい強く洗いたくなることがあります(男性は特にそうかもしれませんね)。
けれど、大切なのは“落としすぎる”ことではなく、やさしく清潔にして、心地よく休める状態に整えることです。
①帰宅後や入浴時には、汗をそのままにしすぎず、ぬるめのシャワーやお風呂でやさしく洗い流す。
②肌が乾きやすいと感じる日は、入浴後に保湿を取り入れる。
③寝る前は、通気性のよいパジャマや寝具を選び、肌に汗がこもりにくい環境を整える。
残暑の夜は、暑さで体も肌も落ち着きにくいことがあります。
だからこそ、夜のうちに汗を流し、肌と体をさっぱり整えておくことで、休む時間に入りやすくなりますよ。
夜は、体を“休む方向”へゆるめる時間を

長引く暑さの中では、夜になっても体が休むモードに入りにくいことがあります。
日中の暑さ、冷房、仕事や家事の疲れをそのまま引きずると、夜も気持ちがほどけにくくなることがあります。
そんな日は、眠る直前だけでなく、少し早めの時間から体を“休む方向”へゆるめていきましょう。
・照明を少し落とす。
・スマートフォンを見る時間を短めにする。
・ぬるめのお風呂で肩や足元をゆるめる。
・深呼吸しながら、少し静かな時間を作る。
大切なのは、眠りを無理に変えようとすることではなく、体が休みに入りやすい準備をしておくことです。
夜の過ごし方を少し整えるだけでも、翌朝の感じ方が変わることがあります。
朝に重だるさを感じる日は、無理に整えないように

胃腸が重い、夜に休まりにくい、冷房で体が冷えたように感じる―――
そうしたことが重なると、朝から体が重く感じる日もあります。
そんな朝は頑張りすぎなくて大丈夫。
まずは水分を取り、食べられそうなら温かい汁物や、やさしい朝食を少し取りましょう。
予定を詰め込みすぎず、できる範囲で動きましょう。
残暑の時期は、がんばって立て直すより、負担を増やしすぎないことが大切です。
調子が揺らぎやすい日もある前提で、少しやさしく過ごしてみましょう。
長引く暑さの日は、胃腸と夜の過ごし方をやさしく整える

9月中旬になっても暑さが続くと、冷たいものが増えたり、夜も冷房が必要だったりして、胃腸や夜の過ごし方に負担がかかりやすくなります。
そんな時は、やさしい食事にしたり、体を休める方向へ少しずつ整えること。
その小さな工夫が、毎日の心地よさにつながっていきます。
毎日の中で少しずつ整えながら、9月後半を心地よく過ごしていきましょう。